診療理念

心臓血管外科で、虚血性心臓病、心臓弁膜症、大血管疾患などを対象に治療を行ってきましたが、これらの疾病は動脈硬化や感染症の成れの果てであり、いわば疾病の最下流で治療をしてきました。

 

 医師チームで診療が行えない診療所での現在では産業医、地域のかかりつけ医として、動脈硬化性疾患や感染症の最初期に診断、治療を確実に行う事で疾病の重篤化を未然に防ぐ事の重要性を改めて認識しました。

 

 高齢者ではわずかな期間の入院加療を行う事で、日常生活への大きな障害を生じる事も多く,時には認知症の症状が一気に進んでしまうケースにもしばしば遭遇し、高齢者では自宅での生活を出来る限り維持する事の大切さも痛感しています。